ゼ『(シャコシャコ)』
歯ブラシを咥え~湯に浸かるゼーゼマン。洗い場ではロッテンが、精液にまみれたカラダを洗っている…
ロ『(後生です…旦那様…カラダを洗っている様を眺めるのだけは…ご勘弁を…)』
自らを洗う行為を観られる羞恥からか…或いは、『お情け』を洗い流す後ろめたさから逃れるためか…ゼーゼマンはロッテンから背を向けて湯に浸かっている…
ゼ『(先ずは、顔を…次に胸…オオッ!胸はあの様に持ち上げながら洗うのか!!そして…脇か…』
ロッテンの懇願も虚しく…ゼーゼマンはロッテンがカラダを浄める様を心行くまで堪能する…壁面に張られた鏡が…洗い場の様子を映し出していた…
ロ『(ザバッ!バシャッ!)』
カラダを洗い終え…
ロ『(チャポッ…)』
再び湯に浸かるロッテン…
ロ『失礼いたします。旦那様…』
ゼーゼマンの隣に座るロッテン…仄かに香る石鹸の匂いに隠された…牝の香り…ソレだけでもゼーゼマンの劣情を再びもたげさせるには充分だが…
ロ『(ピトッ)』
ロッテンは自らの肩をゼーゼマンの肩に触れさせ…更に体重をゼーゼマンに預けるカタチを取った…
ゼ『…』
あざといまでのロッテンの媚び…ゼーゼマンの男根は…自らの役目を思い出していた…
ロ『ハァ…気持ちいい…です…わ…』
耳元で囁かれ~温かい湯に浸かりながらも…背筋にゾクゾクとしたものを感じるゼーゼマン…石鹸の残り香の中に混じった~牝臭が~牡の本能を徐々にもたげさせ…と…
ロ『…(さわさわ)…』
ゼ『!』
出し抜けに、ロッテンの指が~ゼーゼマンの肉竿に触れた…
ロ『…ゥフフ…』
ゼ『!!』
ロ『…(ニギニギ)』
あろうことか、ゼーゼマンの…まだ硬度を取り戻していない男根を握りしめた…
ロ『…(シュッ…ニュッ…ニチャッ)…
ゼ『!!!』
ゼーゼマンの逸物を扱き始めたロッテン…驚愕を悟られぬように、横目でゆっくりとロッテンを見やる…と…
ロ『…ハァ…フン!ァッ…』
焦点の合わぬ…爛々と濁った光を宿す瞳は…水面下の肉棒に釘付けになっている…
ロ『…ハァ…ハァ…ンッ…』
ゼーゼマンの肉棒を勃起させんと…必死にもがくロッテン…彼の知る『何時も娘のクララを第一に慮んばかってくれる、謹厳実直な執事』の姿は既に無く…『快楽に溺れた一匹の雌』が、ソコにいた…